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5月8日 甘粛省の省都、蘭州に入る。

 列車遅れる。遅れるだろうと思いながら出発40分前に待合室に入る。電光掲示板が遅れる事を示している。場内放送もおそらく其の事をアナンスしているのだと思うが聴き取れない。結局45分ほど遅れで蘭州に向けて動き出す。「無座」でも十分に座れた。まだ余裕がある。車窓の風景が今までと一変。緑なぞない、あるのははげ山のような大地。「オレはこんな処を歩こうとしていたのか」。準備不足を恥じる。
 天水を11時35分に出発、蘭州に着いたのが3時45分なので約4時間の汽車の旅。風景は変化なしの退屈。大きな駅だ、蘭州駅。砂埃のお出迎え。駅前のかなり綺麗なホテルに荷物を下ろし、市内探検へ繰り出す。目指したのは黄河にかかる、由緒ある「黄河第一橋」と隣接する「白塔寺」。慣れてきた、地図とバス停に書かれている運行表でバスを間違えずに乗り目的地まで辿り着けた。バス代たった1元。また、なれなれしい昔お姉さん声をかけてくる。5月8日 甘粛省の省都、蘭州に入る。_f0217365_0143269.jpg何言ってるのかさっぱり、記念に撮ったであろう多くの人たちの写真を見せ盛んに何かを言っている。バスの運転手のねいちゃん笑いながら運転している。程なくこのおばさん下車、私に名刺を渡すの忘れなかった。
 黄河は三門峡で見たのとまったく違っていた。流れが速く、砂埃りの中を唸るように流れていた。太陽は砂のカーテンの奥に薄く光っていた。黄色なんかじゃなく砂色だ。町も完全に砂煙でぼかされていた。砂漠が近いことが感ぜられた。明日は砂漠の入り口にあたるのかな「武威」に入る。

by makinoichiro | 2010-07-27 00:15  

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