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5月11日  快晴 嘉峪関に入る。

定刻通り9時30分に張掖を州発。これは調子がいいと思う間もなく30mほど先でストップする。15分以上待たせた挙げ句一人の男悠然とバスに乗り込み座席に座る。「お前のためにみんな遅れた、一言あって当然だろう」声にならぬ声を挙げる。また、国道の両側には畑が見え出した。確実に砂漠が近いことは太陽の輝き、風の匂い、人々の服装で感じ取れる。バスの揺れに気持ち良く眠りこんでいた。太陽が顔を直撃。眠りから生還、どうだろう、また頂に雪を抱いた山並みが手招いているではないか。「此処はどこだ」
1時50分嘉峪関に入る。5月11日  快晴 嘉峪関に入る。_f0217365_1235386.jpg5月11日  快晴 嘉峪関に入る。_f0217365_1262860.jpg4時間20分のバス。明日はいよいよ「敦煌」バス停で明日の下調べを兼ねて駅内を散策。9時発のバスがある。運賃70元とある。張掖から嘉峪関が55元だったことを考え敦煌までの距離を思う。バス停近くに宿をとり早速「長城」を目指す。宿の人に4番バスに乗りなさいと教えてもらったので近くの交差点で4番バスを待つ。すぐ来た。乗客は1人だけ、不安が浮かぶ。バスの運転士に地図を示し「長城」へ行くか確認す。運転手頷き「乗れ」の合図。1元だ
西のはずれの万里の長城。恐れ入る。何が、なんの思いがこんな処にまで長城を作らせるのか。前方は草木1本も生えぬ不毛の地。見渡す限り何もない赤ちゃけた大地。高校時代「匈奴が攻めて来るための砦だ」と教わった。匈奴はどこに、どの様にして生活できるのだ、この景色を前にすると「解らん、解らん」。中国は広い。謎だらけの遺物が多い。規模もでかい。
西に沈む夕日観たいが、高緯度と時差なしなので此処は北京からずいぶん西なのに中国中時差がない関係か午後8時でも明るい。明日に備えて長城を後にす。

by makinoichiro | 2010-07-27 12:07  

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