9時30分発張掖行きバスに乗り込む。列車と違い定刻の発車。気持ちいい。中国風バスシステムは街中を一歩離れると、適当な目印、大きな交差点、高速道路のインター入り口、橋の手前、等で合図すれば乗り降りができる。合理的である。4時間の旅。その間テレビでビデオを流している。中国語で話しているのに中国語の字幕が出る。「なんや、これわ」と思うが、こちらの人達、気にする様子なし。運転席の後ろ右の席つまり助手席の後ろ側、特等席が開いていたので、横にリックを乗せ隣に悠然と座っていると。それほど怖そうなおっさんではないが「荷物どけて座らせろ」の合図。「後方に行けばまだ席一杯空いているなないか、私は遠く日本から来た、地理に不安だから道路表式を見るべく此処に座っているのや、解っていな」声にならず。荷物わが足の下に置く。
4時間で張掖に着く。ほぼ予定通り。前日、武威で個人観光の人につかまり「明日連れて行ったるから此処で待っておけ、250km先だから3時間で行くと説明してくれた。」毎日定時に此処を出る。午後3時30分だそうだ。翌早朝は張掖からこちらに向かうとのこと。バスならお客を拾い拾いだし休憩も入れるだろうから4時間かなと予想。バス平均90~100kmで飛ばす。クラクションを「どけどけ、追い越すから先行くぞ~」鳴らしまくる。
町に着くと定例行動。宿探し。明日もバスを利用しようと考えているのでバス停近くを物色。招待所なる処に泊まりたい興味はあるが、いまだ泊まる踏ん切りつかず。精力的に目星をつけておいた場所を訪れる。「万寿寺」「大佛寺」。後者が断然いい。ド出かい涅槃佛
の後方にたくさん仏たちが取り囲む。回廊を隔てて、講堂壁面に異様な仏たちが従う。目が狂っている。ほとんどが取り払われている。だから空洞になり異彩を放っている。仏教がインドからシルクロードを経て西安に伝わる過程での長い年月を懸けた異教徒との遍歴が偲ばれる。そういえば独特の白い帽子を被った男子、スカーフを頭に巻いた女子と多く出会う。通りの交差点に白い銅像が目に入る。上海駅まえでバッハに出くわしたのを思い出し。今回は誰、私のしている人かな。 なんと、「あのマルコ・ポーロだ」。彼の銅像だ。
マルコ・ポーロがこの町に来ていたのだ。遠い遠い昔が私の頭を駆け巡った。あの時この町はどんな姿だったのか、彼はこの町に如何関わったのか。
明日期待の「万里の長城」だ
4時間で張掖に着く。ほぼ予定通り。前日、武威で個人観光の人につかまり「明日連れて行ったるから此処で待っておけ、250km先だから3時間で行くと説明してくれた。」毎日定時に此処を出る。午後3時30分だそうだ。翌早朝は張掖からこちらに向かうとのこと。バスならお客を拾い拾いだし休憩も入れるだろうから4時間かなと予想。バス平均90~100kmで飛ばす。クラクションを「どけどけ、追い越すから先行くぞ~」鳴らしまくる。
町に着くと定例行動。宿探し。明日もバスを利用しようと考えているのでバス停近くを物色。招待所なる処に泊まりたい興味はあるが、いまだ泊まる踏ん切りつかず。精力的に目星をつけておいた場所を訪れる。「万寿寺」「大佛寺」。後者が断然いい。ド出かい涅槃佛
の後方にたくさん仏たちが取り囲む。回廊を隔てて、講堂壁面に異様な仏たちが従う。目が狂っている。ほとんどが取り払われている。だから空洞になり異彩を放っている。仏教がインドからシルクロードを経て西安に伝わる過程での長い年月を懸けた異教徒との遍歴が偲ばれる。そういえば独特の白い帽子を被った男子、スカーフを頭に巻いた女子と多く出会う。通りの交差点に白い銅像が目に入る。上海駅まえでバッハに出くわしたのを思い出し。今回は誰、私のしている人かな。
マルコ・ポーロがこの町に来ていたのだ。遠い遠い昔が私の頭を駆け巡った。あの時この町はどんな姿だったのか、彼はこの町に如何関わったのか。
明日期待の「万里の長城」だ
# by makinoichiro | 2010-07-27 11:00